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‘音楽’ カテゴリーのアーカイブ

Twitterとリアルタイムウェブがもたらす、新しい音楽の可能性の予感

2009年12月14日

かつてJ.ケージはピアニストが1音も奏でないピアノ曲「4分33秒」を作曲した。これは、作曲家が与え、聴衆が受け取る関係を変えようとした試みだと言えると思う。能動的な聴取によって、作曲家が何も為さずとも、そこに音楽は在る。ケージが呈示した「無音」の音楽は、作曲家の存在を後退させてみせた、更に言えば作曲家を殺して見せた、その極北として、歴史に刻み込まれた。しかし、一方では、そのピアノ曲の初演はコンサートホールと言う、音楽を聴取するために作られた、世界から隔絶された空間で行われた。

という調子で語りだすと超・長くなってしまうので大幅に端折るが、とにかくその後、作曲家と聴衆との関係の破壊(もしくは再構築)は、様々な手段によって行われてきた。それこそ、本当にさまざまに。だから、「聴衆が参加する音楽」の可能性は十分検討されてきたし、僕がここで語ろうとしている「世界中の誰でもが参加できる音楽」についても、すでに先行事例はある。浅学のため坂本龍一と岩井俊雄のコラボレーション[1]以外に実例を知らないが、おそらくたくさんあるだろう。ただし、「世界中の誰でもが参加できる音楽」の実現にはあまりにも、技術的な障壁が高すぎた。個人がそのような大それた音楽に手を出すのは、夢のような話であった。

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2年ぶり!新曲出しました!

2009年01月29日

2007年に発表した「How evEr」以来、
実に2年ぶりとなる新曲を公開しました!

ぜひぜひご試聴のうえ、
アドバイス・感想・励まし・中傷・罵倒・等々ありましたら
コメントをいただけると嬉しいです!
よろしくお願いします!

「uterus (presence)」

包まれたい、という願望。
そして願いは叶い、その刹那、
願いは哀愁へと変わる。
痛みは、けして癒されない。

→waccaで聴く
→myspaceで聴く

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購入!KORG nanoKONTROL

2009年01月12日

今の職場は音楽系の人が多く、
昼食時には真空管アンプの話で盛り上がったりしているのですが、
僕はそれほどそっちに興味が無かったりします。
アナログな歪みよりデジタルな歪みが心地いい世代。
そう、僕がワクドキするのはこういうデバイスなんだよ!
という新製品がお店にあったので、早速購入。

机が黒いので写真では分かりにくくなっていますが、
Macの前においてあるのがその「KORG nanoKONTROL」です。

090112-013228

090112-013250

Mac上に起動させているLiveは、
画面上のコントローラーとMIDI信号を
簡単にアサインできる機能があるので、
調整したいなと思ったコントローラーを
さっと手元のスライダーやノブにアサインし、
終わったら外す。使いやすい。
まさにLiveのためのデバイスと言った感じ。
工夫すればSuperColliderでも便利に使えそう。

ちなみにMacの右隣においてあるのが「KORG padKONTROL」。
数年前に出た製品で、ドラムの打ち込みや
ライブパフォーマンスに使っていましたが、
当時はこれでも画期的なコンパクト&シンプル設計だったのです。
それが、さらにコンパクトに、しかも同サイズで
キーボードとパッドコントロールのシリーズ販売。
とりあえずキーボードも買いましたが、
こちらもなかなか使用感はいいです。
もちろんキーボードとしては安物ですが、
打ち込み用としてならちゃんとベロシティも送れるし、
慣れれば全く違和感がありません。

そのとき必要なものをコンパクトに使う。
何とすばらしい!そしてスマートかっこいい!!
これならカフェでだって作曲・ミキシングが出来ちゃうぜ!

六本木の一夜

2008年11月25日

2008年11月22日。tn8さん as craftwife、RPさん as あミンを観に、東京へ。せっかく大都会に行ったのに喧噪を離れ、六本木の下町の空気をぶらぶら見物しながら、夜にCUBEというクラブへ。東京のクラブなんででかいところだ!と勝手に思っていたのですが、メトロくらいの大きさで。見やすいし、飲み物も買いやすいし、いい雰囲気のところでした。

イベントは一応テクノイベントだったはずなのですが、craftwife以外はテクノか…?って感じでした。テクノロジーが自然なものになりすぎた のか、人間が適応してしまったのか…。テクノはテクノロジーを使ってるからテクノなのではなく、テクノを表現しているのがテクノなのではないだろうか。ある意味では、と注釈付きにするとしても。ロックを表現するのがロックなのと同様に。

そう言う意味では、2008年の感性でテクノを表現したcraftwife/あミンは面白かった! craftwifeはテクノのメタファーとしてのクラフトワークをカバーするという形でテクノだったし、あミンはテルミンという説明のもはや不要な電子楽器を用いて、そのテクノロジーを過激にアピールすることで現代においてもテクノは面白いと言う可能性を見せてくれたんじゃないだろうかと思います。

個人的に一番響いたのは即興のユニット。一人はギターと各種エフェクターの組み合わせ、もう一人はソプラノサックス・鍵盤ハーモニカ・各種民族打楽器とディレイ?の組み合わせ。初めて観た方なうえ説明聞き逃したのですが、おそらくSaya Nishida+4D Modulation Studioというユニット。
個人的に、生楽器+ディレイ中心のDSPという組み合わせに批判的なのですが、この二人はすごかったです。坂本龍一が絶賛と紹介されていたけど、分かる。音楽的時間と記憶、空間の粗密、それらに不可欠な音響処理だと思いました。

鍵盤ハーモニカ、よかったなぁ。前から作ろうと思っていて考えを温めていた、即興演奏用の鍵盤ハーモニカもどき、SuperColliderで作ろうと決心しました。東京から神戸に帰る新幹線の中で以下の仕様を考えてみた。

  • キーを押したら離しても音が残る
  • もう一度押したら音が消えるモードと予約モードの切り替え
  • ボタンクリックで全ての音が消える(予約モードだと予約した音が鳴る)

あとは音量がコントロールできれば演奏のイメージができる。どうするか。Wiiリモコン使うか?


おまけ:六本木鼠坂から建設中のビルを望む。