仕事ではMovableTypeを使うこともあります。普通にCMSとして納品することもありますが、MTも動かないようなしょぼいサーバにページ数の多いサイトを置かなきゃいけないとき、ローカル環境にMovableTypeを設置してHTMLを吐き出させたら、それをアップロードするだけで済むので楽です。
というわけでWindows環境にWordPressの開発環境として設置してあるXAMPPにMTをインストールしてみました。いくつかつまずいた点がありましたのでメモ。XAMPPはインストール済みとして書きますので、そちらのインストール方法は他サイト参照のこと。
1.Perlのインストール
MTはPerlで動きますので、Perlをインストールしないことには始まらない。XAMPPにはPerlのアドオンも用意されているのですが、データベース用のモジュールが無いようです。お手軽なのはActivePerlというものみたい。XPですがダウンロードしてインストーラを起動で、すんなり導入完了。
http://www.activestate.com/activeperl/
2.DBD::mysqlのインストール
Perlのインストールは完了しましたが、まだXAMPP標準のMySQLが使えません。インストーラの指示どおりにActivePerlをインストールしていれば C:\Perl\bin\ppm.bat をダブルクリックで「Perl Package Manager」が起動します。このツールでDBD::mysqlをインストールするのですが、ややこしいことにそのままではインストールできない模様。メニューのEdit>Repositoriesタブを開いて、Location:に http://cpan.uwinnipeg.ca/PPMPackages/10xx/ と入力し、Addボタンを押します(Nameは任意)。
これで「View All Packages」を押したときにDBD-mysqlが出てきますので、選択して「Mark for Install」ボタンをクリック。
3.ジャンクションの作成
ここまでしてまだMTは動きません。原因は、cgiの先頭に書いてあるPerlのディレクトリ(/usr/bin/perl)と、実際にWindowsにインストールしたディレクトリ(/perl/bin/perl)が異なるから。UNIXのようにシンボリックリンクのように使えるソフトがWindowsにもありましたので、インストールしましょう。
リンク作成シェル拡張for Windows 2000/XP(WindowsNT/2000/XP / ユーティリティ)
インストールが完了したら、Cドライブを開いた状態でPerlフォルダを右クリックでドラッグ、Cドライブのウィンドウ内で離します。表示されるメニュー内の「リンクを作る」という項目を選択。作成したリンクの名称をusrに変更します。これで C:\Perl と C:\usr がリンクされましたので、MTが動くようになりました!
4.MovableTypeのインストール
あとはXAMPPのphpMyAdminでMT用のデータベースを作成後、MTをインストールするだけ!長かった!
以上、参考サイトはこちら。
XamppでMTOSをローカルで動かす XamppアドオンPerl 5を入れるの忘れてた
XAMPPとperlパスを調整してCGI(MT)を動かす+Windows ジャンクション
会社はWinだけど自分のマシンはMacなんだよな。そのうちXAMPP for MacOS Xでも試してみようと思います。