アニメ ヨルムンガンド 感想など


2009年に7巻の感想を書いていたヨルムンガンド、今年はアニメ化されて、これがなかなかいいできだった。

全体的に原作準拠で絵作りも声優さんの演技もトータルで素晴らしかったんですけど、サントラがよかったですね。Her name is Koko, she is loco, I said “Oh, No” のラップがウケた “Time to Attack” 、『滅びの丘』の全編で印象的に使われた “Meu mundo amor”、ナイト・ナイン戦のバックにかかったワブルベース全開のイケイケトラック “F○○k It!” など、個性の強い音楽がストーリーにマッチしてましたね。でもセリフにかぶせてラップ入りの曲を流すのはやり過ぎかなと…。フランス語が分からないからまだマシだったけど、分かったら全くセリフが頭に入ってこなかったと思う。しかし、劇伴調の曲からロック、ダンス、民族音楽まで一人でこなす岩崎琢という作曲家はすごすぎる…。

以下完結したストーリー全体の感想など…。ネタバレです。

レームは大人たちの中で唯一ヨルムンガンド計画に賛同していない人物として描かれている気がする。立場上言えないんだろうけど。ある意味では、ヨナに一番近い人物として描かれていたように思う。

戦争はなくならないというツッコミをいろんな所で見かけたけど、自動小銃の戦争は終わり、遠隔で人を爆殺するような戦争になることが劇中で指摘されていたのだから、ココが止めようと思ってる戦争はそういうのでしょ。

ヨルムンガンドの神話にかなり沿っているみたい。オーディンに捨てられたヨルムンガンドは海の底で世界を取り巻くほどに大きくなる。ラグナロクが到来するとき、ヨルムンガンドが海から陸に上がる。そしてトールと戦う。このトールってのが大食漢らしいんですが、何だかブックマンを彷彿とさせます。詳しく調べたい。あとヨナ書とヨナの関係性も。だれか解説してないかしら。

ヨルムンガンド内の「2年後」の世界情勢について「それだけ悪化した世界ならヨルムンガンドもしょうがない」みたいな感想を見かけたけど…。あれは現在の世界情勢の最悪のシナリオかも知れないが、ありえない話ではないと思う。資源を求めて再拡大するロシア、対してユーロは解体(旧ユーロと言っている)、中国は元がハイパーインフレに、そこから東南アジアの政情は不安定化、アラブの春は結局いくつかの独裁者を排除しただけで政情の安定には至らず、アフリカは悪化、南米は改善なし、、この作品妙にアメリカに気を使ってる風なのでアメリカについては何も言ってないが。

トータルとしての感想は、最後までココとヨナの旅の話として貫いたのがよかったと思う。いい作品だと思います。

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