「SuperCollider」タグアーカイブ

SuperColliderの音をUstream Producerに流す方法

結論から言うとSuperColliderに限らず様々な用途に使える手段のようですが、こういう検索をする人の役に立つかなと思ってブログに書くことにします。

soundflowerという仮想オーディオデバイスを使うと、SuperColliderの音をsoundflowerに流し、その音をsoundflowerを入力デバイスとしてUstream Producerに入れることができる、と。説明難しいですね。SuperCollider側の設定も必要なく、非常に簡単なので試してみてください。

  1. soundflowerをインストールする。
  2. システム環境設定>サウンドで、入力・出力ともにSoundflowerにする。
  3. SuperColliderを起動する。うまく行っていれば起動時のメッセージでInput deviceとOutput DeviceがSoundflowerになっていることを確認できます。特に設定の必要はありませんでした。
  4. Ustream Producerを起動し、Live Inputを右クリックして、こちらでもSoundflowerを選択する。
  5. 以上。

こちらの記事を参考にさせていただきました。

http://veadardiary.blog29.fc2.com/blog-entry-1038.html
http://www.moongift.jp/2009/05/soundflower/

TweetToOSC 0.1 – Twitterからメッセージを取得しOSCとしてSuperColliderに送るアプリ

Twitterの検索結果を取得し、OSCメッセージとしてSuperColliderに送るアプリケーションです。Xcodeで作った始めての(サンプルを含めても2つめの)プログラムなので、あちこちおかしいところがありそうなのですが、とりあえず動いていますので公開します。アプリケーション名も仮なので、なにか分かりやすい名前はないかと思案中です。

使ってみていただけましたら、ぜひコメントをお寄せください! TwitterとSuperColliderの連携の可能性を一緒に考えてみませんか!?
その他、バグ報告や機能要望もお待ちしております!

何をするアプリケーション?

  1. 指定した検索ワード(ハッシュタグが使いやすいでしょう)をTwitter検索APIにリクエストし、検索結果を取得します。
  2. 取得したメッセージごとに中身をスペースで分割し、検索ワードを除いた先頭から3つの単語をOSCメッセージとしてSuperColliderに送信します。
  3. この処理を、指定した秒数ごとに繰り返します。

動作環境

MacOS 10.4.11で動作確認済み。大量の検索結果が存在する検索語だとおかしくなる…かも…。

gettweets使い方

検索語(Search Query)と取得間隔(Time Interval)の秒数を入力し、Startボタンを押すと開始します。
検索語は半角英数のみ、取得間隔は数字でお願いします。

Newest Status ID: 取得している最新のつぶやきのID
Total Tweet: 取得したつぶやきの総数
Message: エラーメッセージなど

SuperCollider側では

(
// register to receive this message
a = OSCresponder(nil,"/twittosc",{ arg time,responder,msg;
	msg.postln;
	// ここに処理を書く
}).add;
)

ダウンロード: TweetToOSC 0.1

2010.11.29追記:MacOS10.6で動くバージョンを公開しました

関連記事:Twitterとリアルタイムウェブがもたらす、新しい音楽の可能性の予感

SuperColliderのネタ探し中

Twitterで音楽を奏でる!というのを研究してるんだけど、方向性に行き詰まってsupercollider.jpの過去ログをだらだら見ていたらL-systemの話題があった。otophiliaさんの話題はいつも高度だ。
L-system Base

短い文字列を再帰的に処理して複雑にするという意味では、Twitterから取得できるのは「短い文字列」だから面白いかもしれない。でもこれを耳で聴いて理解するには聴音能力が必要で一般の人には分かりづらいから今回は見送る…
だれでも参加できるというコンセプトのためには、分かりやすい必要がある。しかも、1分くらい遅れて反映されても分かる変化が…色々悩んでいます。

しかし、imoutoid = otophiliaのコードを音にして公開したら需要あるのかな?
ジムノペディのコード・リミックスと、Demand UGenを試してみたコード、ACIDサウンドに挑戦したコードの3つくらいが、かろうじてまだ実行できるみたい。

彼の代名詞とも思ってた実行コード中の変数をぐりぐり変化させるという変態コードのotophiliaNumModifierは、もう今のバージョンのSCでは使えないみたいだし。

Twitterとリアルタイムウェブがもたらす、新しい音楽の可能性の予感

かつてJ.ケージはピアニストが1音も奏でないピアノ曲「4分33秒」を作曲した。これは、作曲家が与え、聴衆が受け取る関係を変えようとした試みだと言えると思う。能動的な聴取によって、作曲家が何も為さずとも、そこに音楽は在る。ケージが呈示した「無音」の音楽は、作曲家の存在を後退させてみせた、更に言えば作曲家を殺して見せた、その極北として、歴史に刻み込まれた。しかし、一方では、そのピアノ曲の初演はコンサートホールと言う、音楽を聴取するために作られた、世界から隔絶された空間で行われた。

という調子で語りだすと超・長くなってしまうので大幅に端折るが、とにかくその後、作曲家と聴衆との関係の破壊(もしくは再構築)は、様々な手段によって行われてきた。それこそ、本当にさまざまに。だから、「聴衆が参加する音楽」の可能性は十分検討されてきたし、僕がここで語ろうとしている「世界中の誰でもが参加できる音楽」についても、すでに先行事例はある。浅学のため坂本龍一と岩井俊雄のコラボレーション[1]以外に実例を知らないが、おそらくたくさんあるだろう。ただし、「世界中の誰でもが参加できる音楽」の実現にはあまりにも、技術的な障壁が高すぎた。個人がそのような大それた音楽に手を出すのは、夢のような話であった。

続きを読む Twitterとリアルタイムウェブがもたらす、新しい音楽の可能性の予感

SuperCollider 3.3.1リリース

1曲作るたびに心が離れ、しばらく経つとやりたくなる、
それがSuperColliderというシロモノでございます…

もともとプログラミングには全く縁のなかったド素人なのでまったく着いて行けていないのですが、いつのまにかヴァージョン3.3.1がリリースされていました。

SuperCollider » Blog Archive » SuperCollider 3.3.1 released (Safari 4 compatible)

Safari4を入れている際のバグ修正がメインらしい。
3.3のリリースのお知らせを読むと色々活発に修正されているようです。

SuperCollider » Blog Archive » SuperCollider 3.3 released

最も注目されているのがGUIのアップデート。
より易しい構文で書ける様になったらしい。

SCのGUI周りは使いやすいとは言えない感じだったので、どのように変わったのかな。
とりあえず2005年に書いたGUIを使ったコードが動いたのでひと安心。